この時期限定です
いま挿し木すると7－8月には台木として使えます。古い書籍には「あげ接ぎ」などの方法も記載されていますが、経験的には後述の方法が活着率もその後の成長も最上です。
１０本価格です。送付は８0サイズ宅配便。たいていは１２本入ります。たくさんあるので箱に入る限り詰め込みます。4種便は重量オーバーのために利用できません。
切り取り苗のため、手元に自家用の切ったものがあれば1－2日で、なければ新しく切りますし（場所が自宅から40キロほど離れた場所にあり、週1－2回ゆくので）発送まで最大1週間程度いただくことがあります。
＜参考１：入手したら＞・切り取り直後のものは1週間ほど空鉢の中に縦に入れて乾かす。（必須、横にすると一番下（頭部が下側になっている場合には頭部から発根してしまい始末に困る。）の部分の各刺座から発根の準備を行う）・当方によって上記が済んでいる場合にはすぐサシキする・植え土は肥料分の濃いもの。ガラの上にはマグアンプなどを一つまみ―2つまみ入れておく
・新芽が出始めたら、片っ端からかきとる。この場合、手やピンセットではなくはさみを使うと取りやすい・上記と同じ時期に置き肥（油粕指頭大）を2粒ー3粒（大きさや樹勢に合わせて）使う。（以降2カ月に一回同量）こうしておくと７月―８月にはパンパンに充実するので台木として最良になる。半年前に挿し木したものは柔らかいので活着率も最上となる。接木の時期も最良なので当方では95％以上活着する。

＜参考２：団扇台木の種類と特徴＞１，古くから推奨されてきた宝剣、大型宝剣・宝剣は相当肥培しないと使えるサイズになりにくい。また大型宝剣は力があるのですが大きくなりすぎて最低でも5寸鉢、場合によっては6寸鉢が必要となる。・大型宝剣は、サイズとしては特上なので場所さえあれば、接穂は異常なほど大きくなる・たいていの接ぎ穂に相性がある・だから場所がある人にとって見ればよい台木
２，ナイヤガラ・刺がないのでもっとも使いやすい・厚さもそこそこあるので接木操作も楽・他の特徴は宝剣類に似る
３，円武扇（＝這団扇）・昔はよいとされたが、今の目で見ると取り上げたうちわ類のうちで評価は劣る・形が円形なので予想以上に大きな鉢を必要とする（最低4寸、大きめになれば4，5寸）・その割に成長力は劣る・寒さには強いとされるが、越冬時に水を切りすぎると曲がってしまう・テフロ系に使うと刺の発達はあまり期待できない・活着率は宝剣類、ナイヤガラ、紅花団扇より劣る（ようです）・芒刺が一番たくさんあり使いにくさはある・厚さが薄く、穂木の固定に苦労する
４，銀世界・大きくなるので扱いにくい・相性が相当ある（要するに活着しないものがわりに多い）ようだ
５，紅花団扇・縦長なので場所を一番取らない・小さい鉢のわりに（縦長で体表があるので）成長力がある。鉢は通常サイズで3寸鉢、4寸を使うことは滅多にない。3寸以下の鉢に入るサイズでも明らかの同サイズの他のうちわ類よりも成長力がある・相性は、ロビビア、レブチア、ロビプシスなどの花物に最上。テフロ系にも非常によく合い、刺がよく発達する。但しボンニアエのみつかない・刺、芒刺があってこれを嫌がる人には向かない
ということなので当方は紅花団扇を多く使います。