利休好 山里棚は桐木地ですが、地板が砂ずりになっていますので備前焼、信楽焼のようなどっぷり濡らして使う水指をのせる事が出来ます。私も印部焼の水指をのせて茶会で使用しました。天板と地板の縁は胡麻竹が貼ってありましてその節が控えめな景色になっております。落ち着いた良い棚ですね。天板裏には鵬雲斎の花押が有りますし、ずっとしまってあるばかりですが木地のものなので年に一度くらいは風にあてて拭いてやらなけれはなりません。高価なものですがシミなど出来ないうちにどなたかにお譲りしたいと思います。箱の蓋裏に鵬雲斎の書き付け箱の底に木遊軒好斎のサインが有ります。萩井好斎は(1934～2000)木遊軒を名のり、もっぱら茶道具の指し物師として活躍しました。1957年に裏千家淡々斎より好斎の号を賜り裏千家の職方となりました。地板の勝手付きが少し薄暗く見えるくらいで綺麗な状態です。幅48センチ奥行き32センチ高さ35センチ飯田好日堂にて44万円で購入しております。#鵬雲斎 %好斎#在判